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 洞爺湖サミットの前哨戦として、主要8カ国(G8)環境相会合が、神戸市で開かれていますが、連日、「地球温暖化」「CO2削減」「低酸素社会」などの言葉がマスコミに登場しているので、一般消費者にとっても、一層身近な問題として意識されるようになったのではないでしょうか。

 今回の会議で、日本が提唱する「2050年に世界の温室効果ガス排出量半減」との長期目標について、7月の主洞爺湖サミットで合意を目指すことでおおむね一致したと言う点が大きな前進として取り上げられていますが、国の政策としては、そのスパンが必要であっても、消費者にとっては、いささか長期間の話しすぎて、ピンと来ないと思います。
 
 一方、5月20日に開かれた総合科学技術会議の席上では、甘利経済産業相は、「既存の技術のなかで、原子力発電とヒートポンプは最強の組み合わせ。原子力発電は発電時に排出する二酸化炭素(CO2)がゼロであり、ヒートポンプは稼働時のCO2排出がゼロ。しかもヒートポンプは、投入するエネルギーの何倍もの効果が得られる極めて有効なツールだと思う」と発言しています。

 ヒートポンプでは、投入されたエネルギーの3倍の出力を出すことができますから、CO2ゼロの発電で生み出された電力が、同じくCO2ゼロの機器により、熱エネルギーに変えられるとしたら、確かに最強です。

 原子力発電の促進については、賛否のあることですが、まずは、国や企業に、その技術を磨いて、安全性や確実性を一層高めてもらうことを期待するとして、この「ヒートポンプ機器を使う」と言う手法については、消費者にとって、身近な選択だろうと思います。

 もし、日本中の空調・給湯機器をすべてヒートポンプに入れ替えれば、日本が排出している温室効果ガスの約1割に相当する約1億3000万tものCO2が削減されるそうです。

 家庭で使える「ヒートポンプ」機器の代表は、長らくエアコンと冷蔵庫でしたが、現在は、たぶん、エコキュートの方が、先に名前が挙がるかもしれません。 また、近年のヒット商品としては、ヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機でしょう。

 冷蔵庫やエアコンでも、家電店でみるたびに、省エネ性能が上がり、電気代も下がると言う宣伝文句が書かれていますから、その進歩も注目されます。

 他に、ヒートポンプの使い道はないのかなぁ。たとえばパソコンの熱対策とか・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2008/05/26(Mon) 09:04 |  |  | 【編集
こんばんは

ヒートポンプが最も熱発生における効率がいいんですよね。
深夜電力を利用しての蓄熱するのが一番いいと思っていました。しかしこれは違いました。単純に電気料が安くなるだけです。今後、TOYOTAが電気自動車を販売すると深夜電力の需要が一気に増えて料金もそれにならって上がるのが予測されます。勉強不足でした。
ヒートポンプの熱さえもあまり使わなくてすむような暮らしのできる家が理想です。
そこのところを勉強しなくてはと思っているところです。
2008/05/26(Mon) 21:01 | URL | tatsuro | 【編集
RE:tatsuroさん
>tatsuroさん、コメントありがとうございます。

深夜電力が安いのは、電力会社の電源構成による誘導策なのです(元電力会社社員ですから(笑))

電気を使わない冷蔵庫だってあるそうですから、ヒートポンプさえも使わない生活ができれば、もっと地球に優しくなります。

技術が電力を生んだのですから、今度は技術が電力レス時代をもたらしても、良いような気がしますね!
2008/05/27(Tue) 03:10 | URL | 馬渕 | 【編集
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