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本日、築35年を超えた自主管理のマンションからの相談。

前理事会が、設計事務所に建物調査の依頼を行い、その後、大規模修繕工事の設計監理契約を結ぶと決めた。

「理事長の交代と時期が重なったので、新理事長のあなたが契約書に押印してくれ」と言われた。

そんな大事なこと、理事長だけで決めたらだめでしょ!
と契約を一旦、白紙に戻し、改めて、プロを探したら、当社に行きついた…と言う話。

聞くと、その設計事務所は、このエリアで、大規模修繕工事の設計監理を多数行っているところです。

これ、同じような内容で、裁判になったケースを読んだ記憶があります。

理事会独断で設計事務所と契約した事例について、表見代理は成立するが、その設計事務所は、大規模修繕工事を数多く手掛けており、組合の手続きが適切に行われているかどうかを熟知しているはず。

一方、組合側は、コンサルティング契約は、総会決議が必要だと言う点について、素人集団で、わからないケースもままある。

従って、設計事務所側は、契約前に、総会承認を得られているのか、確かめる善管注意義務がある。

それを行っていないので、契約は無効!と言う事例でした。

今回のケースも、これに類似してます。

当社の場合は、勉強会→理事会→総会という一連の流れで、丁寧に住民を啓発し、関心を高め、「この会社と契約したい」と言う合意形成ができるような総会議案も提供して、コンサルティング契約を結ぶので、このようなことは起こりえません。

ただ、最近は、何度か勉強会を開催した後、しばらく音沙汰がないまま、ある日突然、「もう、総会で、貴社とコンサルティング契約することに決めたので」と言う連絡を受けることがあり、驚いたケースもあります。

その時は、総会議事録を見せてくださいとお願いします。

と言うのは、「総会決議」ではなく、報告事項で、「参加者が、皆、良いと言った」とか、「理事会に任せると言った」みたいなノリのケースの場合もあり得るからです。

今回のケースは、新理事長さんには、「まずは勉強会」をお勧めし、予定を組んだので、ここからがスタートですね。

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(ただし、翌日に前日分を書くケース等も含んだ更新日付の連続)



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コメント
この記事へのコメント
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
【表見代理】が分からなかったので、検索してみました。

代理権がないのに代理行為をしても、本人に対して効力を生じない(無権代理として無効)。しかし外観上代理権があるかのごとくみえるときには、その外観を信じた相手方を保護する必要がある。そこで民法は、このような場合を表見代理として、本人に効力を及ぼすこととした。表見代理には三つの場合がある。一つは、代理権を授与した旨を表示した場合(民法109条)で、たとえば、自分の名前を使って取引することを許した場合などがその例である。他は、代理人が権限外の行為をした場合(同法110条)で、たとえば、10万円の取引の代理権を与えたのに50万円の取引をするなどがその例。最後は、代理権の消滅後に代理行為をした場合(同法112条)で、たとえば、代理人が任期満了後に取引をするなどがその例。これらの場合、相手方が代理人に代理権ありと信じ、そこに正当な理由があれば(善意・無過失)、代理権があったと同様の効果が生じる。
2017/06/07(Wed) 18:36 | URL | デュピュイ取る | 【編集
RE:日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
デュピュイ取るさん

うーん、確かに、「表見代理」と迂闊に書いてしまいましたが、法律の知識があまりない人にとっては、耳慣れない言葉でした!
フォロー、ありがとうございます!
2017/06/08(Thu) 19:00 | URL | 馬渕@しあわせデザイン | 【編集
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