fc2ブログ

アマゾン電子書籍 カテゴリー別売れ筋ランキング全国1位!!

―マンション管理組合向け指南書シリーズ1、2 同時発売中ー

「マンション管理を劇的に改善する5つの法則」(馬渕裕嘉志著)
「マンション大規模修繕工事のコストダウンを成功させる7つの法則」(同上)

土曜日の午後に、顧問先マンションで共用部の停電が起こり、インターネットやテレビが不通。
中部電力、セコムが来訪した。
ブレーカーが落ちていることは、誰が見ても明らかで、それを復旧したが、中電は、内線まで調査して、原因を特定することはしないので、「電気屋さんに見てください」

セコムは、1次対応で、その後は、管理会社から専門業者に連絡すると言うサービスまで。

で、復旧したものの、しばらくしたら、また、停電。

過電流・漏電遮断機が落ちているので、漏電か過電流か?

原因が特定できないまま、再び復旧したが、また、遮断。

理事長から管理会社に連絡しても、週明けまで対応不可とのこと。

動力ではないので、エレベーターやポンプは止まらないため、不便ではあっても、しのげないことはないが、火災警報関係も、バッテリーが切れたら、無警報状態になるし、土日にテレビもネットも止まるのは、苦情の元。

で、その理事長から、土曜日の17時過ぎに、私の携帯に電話。
「管理会社に連絡しても、対応できないと言われた」
「中電も、これ以上はできないと言う」
どうしたら良い?」
「何とかならないか?」

元中電の私が、いくら電気に詳しくても、事情を聞く限り、関係者の回答は、仕方ない・・・。
他のマンションの会合があるので、私も行けない。

そこで、よく見積りを依頼している電気工事の担当者の携帯に連絡し、今から行けるか?を打診。

1時間程度で行けるとの回答。

理事長に電話し、有償調査になることを伝え、許可を得る。

調査後、21時過ぎに、私に報告があった。
「共用電灯盤内の主ブレーカーが漏電ブレーカーで、どの回路で漏電しても遮断することから、原因の特定は非常に難しく、特定に至らなかったが、経年劣化で主ブレーカーが誤作動を起こした可能性もある」

こうなると、時間をかけて漏電調査を行うのは、相当大変なので、翌日、ますは、主ブレーカーを漏電感知しないブレーカーに緊急取替え。電気工事店の倉庫に一つだけあったのでラッキー!

その後、各分岐ブレーカーを漏電遮断機能付きに取替え。(発注の翌日に到着)

これて、今後、漏電した際に、どの回路が原因なのかが容易にわかるようなります。

この調査と工事費は、当然有償ですが、緊急対応につき、理事長と私とで相談し、先行して工事を実施しました。

その後、臨時理事会を開催し、事後承認。

調査費用及び工事費用については、電気工事店から出された見積りを査定し、15%程度の引下げ。

結果、主ブレーカーの劣化故障の可能性も大きいけれど、どこからで漏電している可能性もあることから、管理会社に対して、今後、分岐の漏電遮断ブレーカーが働いた場合は、そこに漏電の原因があるので、復旧させると同時に、該当ブレーカーがどこなのかを顧問に報告するよう依頼。

こういった設備の不具合対応、修理は、本来、管理会社の仕事で、その仕事や料金を監査するのが、顧問の役割です。

今回でいえば、
管理会社の対応が適切か?
対応策は適切か?
料金は妥当か?
を検証し、アドバイスすることが私の仕事。

しかし、緊急を要する場合には、現地に行かないながらも、「管理会社の仕事だから」と傍観せずに、最大限の知恵と工夫を提供することで、管理会社の業務を補完してあげることも大切です。

【ブログ3278日連続更新中】
(ただし、翌日に前日分を書くケース等も含んだ更新日付の連続)



にほんブログ村 住まいブログ マンション管理へ←【ランキング上位獲得!

←【ランキング上位獲得!

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック