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 今日、ある管理会社がマンション向けに配布する新聞を読んだら、「規模修繕工事準備編」と題する記事に、「管理会社がコンサルタント業務をするメリット」と書かれた章がありました。

 しかし、素人の住民向けだからか、そのロジックが、あまりに幼稚で、笑えてしまいました。

 具体的には…

●建物の月次点検を行い、また、建築士による年次点検を実施しているので、常に建物の状態を掴んでいる。

 →「常に建物状態を掴んでいる」と言うのは、そう言う状況から、「そろそろ大規模修繕工事を考えては?」と言うアドバイスをすることにおいては、理由になります。だから、継続的に管理を任せ、その委託業務として、建物・設備点検が盛り込まれています。
大規模修繕工事が必要だとなれば、当然、その時の建物状況をプロが診断しますので、管理会社にコンサルタントを依頼することのメリットとは関係ないですね。

●(月次・年次)建物点検報告により、建物の工事履歴を把握し、きめ細かい大規模修繕計画が設定できる。

→これも同じです。「きめ細かい大規模修繕計画」を設定するためには、建物の修繕履歴や点検報告が大切なので、管理委託業務に盛り込まれています。だから、誰がその計画を作成するにしても、当然、そういった資料を参考にする訳で、管理会社以外のプロでも、まったく同じことができますから、管理会社にコンサルタントを依頼することのメリットとは関係ないですね。

●日ごろのマンション管理を行っているため、入居者の事情を考慮した工事監理を行うことができる。大規模修繕工事は、新築と違い、工事現場で入居者が生活しているようなものなので、細かい配慮が必要。

 →これも同じ(笑)。他のプロがコンサルタントをやる場合、管理会社は、当然、必要な入居者の事情を伝え、生活に支障が出ないようにしなければなりません。これが、管理会社にコンサルティングを依頼するメリットだと言うなら、他のコンサルタントに決まったら、そう言う情報を提供しないと言っているようなものです。それは、管理怠慢であり、許されません。

●工事完了後のクレームにも日ごろの管理を行っているので、迅速に対応できる。

 →「工事完了後のクレーム」は、多くの場合、工事会社に向けて発せられます。工事が終われば、管理会社は、そう言ったクレームに対して、すみやかに工事会社やコンサルタントに伝えるのが仕事です。「迅速な対応」ができるかどうかは、元々の管理会社の業務品質の問題であり、管理会社がコンサルタントだったかどうかとは、関係ありません。

 誤解のないように説明しますが、上記の指摘は、「管理会社にコンサルタント業を依頼するメリット」の説明としては、不適切だと言っているだけです。

 あるいは、そういうことを理由に、「自社にコンサルチティングを頼むべきで、他者に依頼すると、それが実現されません」と言うのであれば、それは、根拠のない「脅し」みたいなもので、管理会社として、「管理怠慢」だと言うことです。

 しかし、実際は、素人の住民に対して、こんな説明でコンサルタント業務を受注しようとする管理会社が多いですし、世の中のかなりのマンション組合が、それを鵜呑みにして、管理会社に大規模修繕工事のコンサルタントを依頼しているようです。

 気を付けてください。

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テーマ:暮らし・生活
ジャンル:ライフ
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