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「マンション管理を劇的に改善する5つの法則」(馬渕裕嘉志著)
「マンション大規模修繕工事のコストダウンを成功させる7つの法則」(同上)

マンション大規模修繕工事では、1回目の大規模修繕工事は、「お色直し」的な要素が強く、下地の補修、塗装の塗り替え、防水のやり替えが中心です。

しかし、中には、新築時の不具合の解消がテーマに登るときもあり、分譲会社や販売会社との交渉業務と実際にどう修復するか?に取り組むこともります。

これが第2回目になると、時代に合わない現況をどう改良するか?と言う違う問題が浮上してきます。

更に、3回目になると、サイズの問題や耐震性の問題も大きく、増改築や建替の話が現実味を帯びます。

以前は、第1回目の大規模修繕工事のコンサルティングが中心でしたが、最近では、2回目、3回目の大規模修繕工事に関するコンサルティングが増えており、しかも、相当に厄介な問題を抱えたり、将来に向けて是非とも価値を上げるための提案をしたい!と言うファイトが湧いてくるマンションからの依頼が目立っています。

そんなことから、毎月、日経アーキテクチュアを購読し、知識の拡充を図り、記事を切り抜いてPDFに保存しているのですが、今回、非常に興味深いテーマの講義が東京であるとのことで、受講してきました。

それが、「改修で失敗しない素材&技術講義」
回収技術1 回収技術2

講師陣を出している青木茂建築工房は、マンションだけではなく、ビルや公共建築も含めて、「改修設計」の第一人者です。

講義の告知文は、次の通り。

「既存建物の増改築」は、建築関係者ならば誰もが他人事では済まされない時代になりました。
とはいえ、日本の増改築は、技術面ではまだまだ過渡期にあり、個々のつくり手が素材や納まりなどをその都度、試行錯誤しているのが現状です。
そうした増改築事例のなかには、使い始めた後に問題を引き起こすケースも見受けられます。
本セミナーではこの分野の第一人者である青木茂建築工房が、大胆でありながらも完成後に失敗がなく、かつ既存建物の資産価値を大きく高める改修設計の極意を、実例ベースに解説します。

内容は、次の通りです。

◆第1部 リファイニング建築における「調査」について
~東日本大震災で被災した仙台市の「佐藤ビル」を例に~

第2部 用途別に見る素材・技術の勘所1
賃貸マンションのリファイニング建築について

集合住宅 ▽アンソレイユ氷川台
築41年の集合住宅の既存階段室のRC階段を撤去し、鉄骨階段及びEVを新設。耐力壁厚増し打ち、Exp.J幅の拡幅などの耐震改修を実施。外壁はガルバリウム鋼板で仕上げることでメンテナンス性の向上を図った。
集合住宅 ▽林マンション
築51年の集合住宅を耐促法による認定取得、それに伴う確認申請により、新たに検査済み証を取得する計画。バルコニーに有孔折板を用いて、意匠性及び遮音効果を狙う。中性化対策として亜硝酸リチウム圧入工法を採用。

◆第3部 用途別に見る素材・技術の勘所2
商業施設のリファイニング建築について

商業施設 ▽秋田OPA(旧・秋田フォーラス改修)
秋田駅前の築42年の老朽化した百貨店2万㎡のリファイニング。吹き抜けの新設、外観ファサード更新による意匠性と耐震補強の一体性を追求し、「魅せる補強」を実現。

第4部 用途別に見る素材・技術の勘所3
公共建築のリファイニング建築について

文化施設 ▽真庭市立中央図書館
街並み保存地区に位置するタイル張りの庁舎建築をガルバリウム鋼板やガラスで包むことによって街並との調和と既存意匠の継承を同時に行った。インテリアには市産材のCLTパネルなどを用いて木質空間を実現している。

マンションの話は、一部ですが、主にRC造の建築物のリファイニングがテーマなので、学ぶことが多いだろうと思い、東京まで受講に行った次第です。

結果は、率直に言うと、講義の部は、事務所の所員建築士が話したのですが、何だか「作品紹介」ぽく、リファイニングの勘所や思想みたいな話は聞けずに、やっぱり建築士は、設計がうまい=スライドの作り方やプレゼンがうまい!とは行かないのだなあと、ちょっと落胆。

しかし、最後の質疑応答で、所長の青木茂が登壇して、受け答えをすると、途端に、本音や思想が表れる発言が飛び出し、もう、メモの取りまくり!

例えば、耐震性を増すには、壁を厚くする。柱に強度を増すものを巻く、ブレースを取り付ける等、とにかく、何かを付け足すと言う発想から考えますが、青木茂さんは、「削る」から始める(笑)

削ってから、付け足して、建物全体のバランスを変えて、Is値を増加させます。
既存のデザインを残す手法も、ユニーク。

リファイニングをした建物の寿命延長の理論も確立されていて、それが銀行からの融資とつながっているそうです。

また、設計報酬の考え方も、自信がある。

マンション大規模修繕工事の設計そのものヒントは、ごくわずかでしたが、「考え方」には、大いに学ぶことがあり、最後は、「受講して、ほんとによかった!」と思いました。

MAKSの大規模修繕工事コンサルを受けると、価値が上がる・耐久年数が延びると認定されるような取り組みを強化したいと思います。

【ブログ3916日連続更新中】
(ただし、翌日に前日分を書くケース等も含んだ更新の連続)


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