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先日、MAKSの6月度の定例実践勉強会を開催しました。

今回のテーマは、塗装。
国内塗料メーカー最大手のエスケー化研さんに来ていただき、2時間みっちりと勉強しました。
定例勉強会1 定例勉強会2

MAKSメンバーには、一級建築士から、既に、数件の大規模修繕工事を経験したコンサルタント、今年の研修生まで、建築塗装に関する知識レベルは、様々ですが、それぞれの立場で、学ぶことが多かった研修でした。

メンバーの感想を紹介すると…

「塗料の構成が四成分あり、溶媒、樹脂等により特性が異なることを認識した。塗装を基礎から、役割(目的)としての3要素:下地保護,機能付与,美装について、各仕様種類の特長を学ぶことができました。」

「施行後、外壁塗装が何故劣化するか、何となくわかっていたが、構造に依拠する理論構成ができた。
また、コストも違う等、勉強になりました。
施工方法に関して、施工の違いによる特性や知識の整理が出来た気がする。
施工の際に、耐久年数やメーカー保証、JIS規格の関連性を理解できた。」

「樹脂とは、松ヤニ、漆などの樹液
油性より水性の方が、刷毛ムラが出来たり仕上がりが多少悪い。ツヤが劣る。
耐久性は変わらない。

新築 アクリル樹脂塗料
改修 シリコン樹脂塗料 が多い。

塗料とシーリングの相性が悪いと汚染の原因になる。
塗料の保証期間は、耐用年数の半分
缶に入った塗料の耐用年数半年
リシン仕上げは通気性がいい
フッ素樹脂塗料は海岸沿い 工業地帯向き

既存の塗料の接着力が弱いと既存の塗料を剥がした後に塗装する。
3回目から注意が必要。
剥がす費用 ㎡4,000から5,000円

中性化の進行は12~13年で4mmが平均」

「新築時の設計図書では当たり前のようにアクリル吹付タイルと書いていました。
これが常識だと思っていました。

マンションが大きければ大きいだけこんなに安いものかと思っていました。
その反面、なんて塗装は持ちが悪いのだろうと思っていました。


改修工事を手掛けるようになってその当時の常識は大きく変わりました。

そして塗装も進化したと思います。


塗料の知識だけでは改修工事は対応できません。
下地の状況や施工のこと、経年劣化した状況を知る必要があります。

改めて基本に返っていい勉強になりました。」

来月は、「機械式駐車場」をテーマに、私が講師となって勉強会を開催します。

【ブログ3633日連続更新中】
(ただし、翌日に前日分を書くケース等も含んだ更新日付の連続)



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