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 愛知県北名古屋市にある新和建設さんは、私が中電 リブネット時代に、「日本の木造住宅とはなんぞや?」を教わった、地元最大級の住宅会社さんです。

新和建設5 昨日、その吉村社長と久しぶりにお会いしました。

(本社にて:向かって左が吉村社長です)

 同社は、リブネット・プラス社の協賛会社ですが、実は、先月、愛知・岐阜の工務店として、唯一「長期優良住宅先導的モデル事業」の認定を受けたと言う記事を読んで、お祝いのメールを差し上げたのが、きっかけです。

 場所は、同社の展示施設の「住宅館」。

 最近リニューアルされたこの施設は、私が、10年前に住生活エージェントサービスを立ち上げる際に、在来木造の家づくりや地元の木を使うことの大切さを学んだ思い出深い場所です。

 この会社は、年間建築棟数が150棟を超える大きな会社ですが、その吉村社長は、1代でここまで会社を大きくされた方です。

 と言っても、いわゆる「やり手の起業家」と言うタイプではありません。

 HPの社長挨拶の冒頭には、次のように書かれています。

 私の故郷は岐阜県白川町の黒川です。昭和30年に中学を卒業して、大工見習いとして名古屋の親方の元で働き始めました。27歳で結婚を機に独立、29歳でこの新和建設を設立しました。50年以上、家づくりに携わってきましたが、思うことはずっと同じで「家づくりは、全て人が為すこと」。
ゼロから始めた事業ですが、「会社を大きくするには、人を育てにゃいかん」を信条に、とにかく愚直に人材育成に力を注いできました。現在、当社には約100名の大工がおります。その90%が、自社で育成してきた大工であり、親子2代の大工も8組おります。



 これを読んだだけでも、住まいづくりをライフワークとされている姿勢が伺い知れます。

「うちの職人は、技を徹底的に鍛えている」

「でも、人を育てると言うことは、技を鍛えると言うことだけじゃない」

「プロの職人なんだから、技術があるのは当たり前。お客様が一番びっくりするのは、職人がきちっと挨拶をして、コミュニケーションがしっかり取れること」

 社内には、様々な人を育てる工夫があります。
 それをブログで書いたら、それだけで、数回のシリーズになるくらいのスケールです。

 これだけ会社が大きくなり、他の会社から、CS(顧客満足)活動の手本として、沢山の見学者・研修者を受け入れているにも拘わらず、他で、CSの評判が良い会社があると聞くと、それを学びに行く謙虚さ。

 しかし、「もっとも社員を育てるのは、お客様だ」と、吉村社長は、言われます。

「社員も職人さんも、その評価は、お客様からのアンケート評価で決まります。」

「お客さまからの評価により、100点満点で点数が付き、順位が付きます」

「点数が低い職人さんは、次回から現場に連れてくるな!と外注先に指導しますから」

「それは、悪いところを責めるためのものではなく、結局、お客様からの高い評価がやる気につながるんですよ」

「給料はね、会社からもらっているんじゃないんだ。お客様から頂いているんだってこと。」

「現場でのたった一人の不埒(ふらち)な行いが、会社の他の人の給料を奪うんだ」

「これは、同じことを何十年間、ずっと言い続けています」

「経営者が自分の考えを浸透させるのは、特別な秘訣があるわけじゃなく、本気で自分の想いを言い続けることしかないと思います」

「秘訣なない」と言われますが、実は、CSを高めるITシステムも仕組みも、かなりの時間とお金をかけて、構築してあります。

 だから、はっきり言うと、小さな会社では真似ができません。

 しかし、そのいくつかは、すぐにできることもあるし、技術やノウハウの問題ではなくて、考え方の問題です。だから、たとえ一人で経営している工務店でも、同社からべることは、沢山あります。

 たとえば、この会社の建築現場には、喫煙場所はありません。吸いたいときは、自動車の中で喫煙します。

 建設業でなくても、この会社のCSには、学ぶところが沢山あると思います。

 一方、吉村社長がずっと持っている大きな課題の一つは、国産材住宅をいかに普及させるかということ。

 全国の工務店に呼びかけ、「地球の会」と言うNPOまで作られ、同じ志を持つ者同士で、毎年普及活動や研修会を開催しています。

 そして、良質な国産材を使いながら、リーズナブルに建てることのできる規格型注文住宅のモデルハウスを企画中で、来年5月にそのモデルハウス兼ギャラリーがオープンします。

 設計図と完成予想パースを拝見しましたが、シンプルなフォルムで、飽きの来ないデザインでありながら、「木」の装いがしっかり出ています。

 洋風なシンプルモダンは、若い人に人気がありますが、和風のシンプルモダンと言う魅力が出ると思います。

 そして、この新和建設さんの展示施設「住宅館」は、木を学べる施設です。

新和建設1 打ち合わせルームも、「松の間」「杉の前」「檜の間」などがあり、それぞれ、壁も机も、その木材で作られていると言うこだわり。

新和建設2
新和建設3
新和建設4


 お忙しい方なので、1時間程度の訪問を予定していましたが、気が付けば2時間半。昼食までごちそうになってしまいました。

「真剣にCSを学びたいと言う工務店の人たちがいたら、いつでも、見学に連れて来て良いですよ!全部教えますから(笑)」

 吉村社長は、自社の繁栄のみを考えていません。住まいづくりで幸せになる人を生み出すために、工務店と言う住宅ビジネスの発展を心から願っておられる方です。


 今回も沢山のことを学ばせていただきました。


 ありがとうございました。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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テーマ:住まい
ジャンル:ライフ